[レポート]AWSでの.NETの開発とデプロイの新機能 #XNT301 #reinvent
いわさです。
AWS re:Invent 2021で行われた、「What’s new with .NET development and deployment on AWS」セッションのレポートです。
この記事では、要点・見どころ・ポイントについてまとめてみました。
セッション概要
DESCRIPTION
Developers are continually looking for ways improve deployments of .NET applications to reduce errors and increase productivity. New deployment tooling incorporates best AWS practices right from the start, providing you with recommendations and the optimal deployment option for your .NET application. Additional automation helps you create a repeatable deployment process for your application that you can store and share across teams and projects. In this session, see how deployments using a new set of open-sourced tools can help you more efficiently develop .NET applications and focus on application business logic to deliver well-architected cloud-native .NET applications.
SPEAKERS
- Norm Johanson
SESSION LEVEL
- 300 - Advanced
レポート
新しいデプロイツールの紹介
現在プレビュー中。CLI版はNuGetから入手可能。
.NET CLIを使ってApp Runnerへデプロイする | DevelopersIO
現在、Visual Studio拡張がopt-inプレビューです。使ってみたい。
デプロイツールのアーキテクチャーを解説。
利用者は.NET開発者が慣れ親しんだフロントエンド(.NET CLI, Visual Studio)から操作するだけで、アプリケーションもインフラストラクチャーも包括してデプロイ出来る。
新しいデプロイツールを使った複数チーム開発時のデプロイ体験をデモで紹介
それぞれ別の.NETテクノロジを利用する3つのチームデプロイ体験をデモにて紹介。
- Blazor WebAssemblyを使ってフロントエンド開発 → S3静的Webとしてデプロイ
- ASP.NET Core 6 + DynamoSDK を使ってREST APIを構築 → ECSへデプロイ
- F#コンソールアプリでのスケジュールタスクを開発 → コンソールアプリをデプロイ
デモの中では開発中のVisual Studio拡張も使われています。すごいです。
ツールには非対話のオプション、パラメータファイルの対応など自動化にも対応出来るようになっています。
.NET 6 Lambda の紹介
おまけで.NET 6 Lambdaの紹介がされました。
.NET 5はLTSではないのでLambdaでマネージドランタイムとして取り込まれていないですが、先日登場した.NET 6はLTSなのでLambdaで取り込まれる予定です。
.NET Core3.1では既に先日から利用可能ですが、Graviton2対応の方法もデモの中で紹介されています。
.NET 6 Lambdaではパフォーマンス向上を始め様々な機能改善がされています。楽しみですね。
【アップデート】20%のコスト削減と19%のパフォーマンスアップ!!LambdaのランタイムでGraviton2 processorが利用可能になりました | DevelopersIO
新たな.NET Lambda用フレームワーク
最後に、.NET6をターゲットとした新たな.NET Lambdaフレームワークの紹介とデモがありました。
様々な新機能が追加されており、デモを通して紹介されています。
まとめ
デモ盛りだくさんでした。是非セッション動画をご視聴ください。
.NET開発者がAWSへの意識を最小限に開発サイクルを回せるようデプロイツールの統合がどれだけ進んでいるのかデモを通して体感することが出来ます。
また、.NET 6に向けて様々な対応が現在進んでいるんだなということもわかり、AWSを利用する.NET開発者にとって今後のリリースが楽しみになるセッションでした。